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プロ転向後初のマスターズは悔しい結果に終わった
2年ぶりに出場した2014年の「マスターズ」は苦しい戦いとなった。連戦からくる左手の故障による調整不足も重なり、初日に“80”を叩いて大きく出遅れ。2日目は“71”にまとめたが、カットラインには遠く及ばず予選落ちとなった。
PGAツアーメンバーとなった松山のメジャー大会での予選落ちは2014年大会が初。ケガの影響を言い訳にはしなかったが「予選落ちしたら悔しい以外にに何もない」と唇をかんだ。
最終日に66のチャージを披露して単独5位に食い込んだ
前年の「ザ・メモリアルトーナメント」で日本人史上4人目のPGAツアーチャンピオンとなって迎えた2015年大会。その注目度も前回の比ではなかった。
安定したプレーでアンダーを積み重ねて10位タイで迎えた最終日には“66”をマークして一気にジャンプアップ。自身最高位となる5位に食い込んでメジャー制覇に現実味を持たせた一戦となった。
グリーンジャケットに届く位置で最終日を迎えたが…
2016年大会は順位こそ前年を下回る7位だったが松山英樹が最もグリーンジャケットに近づいた一戦だった。最終日を迎えた時点で首位とは2打差3位。歴史が変わる瞬間を誰もが待ち望む日曜日となった。
しかし、最終日は前半4番でボギーを叩くと、5番でもボギー。さらに6番のパー3ではダブルボギーを叩いて優勝戦線から脱落した。後半に向けて巻き返したものの前半の後退が最後まで響いた。ツアー4勝目を挙げて迎える今季は優勝候補の一角として注目される。