リオデジャネイロ五輪 August 5 fri - 21 sun
リオデジャネイロ現地時間
<男子>8/11 thu - 14 sun <女子>8/17 wed - 20 sat
Stanley Chou/Getty Images
1 第1回大会にリステリン開発者も出場?
第1回の開催は1900年パリ大会。国際ゴルフ連盟(IGF)のオリンピックページによると、男子は36ホールストロークプレーで行われ、Chales SANDS(米国)が82・85の167で金メダルを獲得。異質なのは女子で、パリ大会で女子が出場できる種目として開催されたのがテニスとゴルフのみだった。9ホールのストロークプレーとして行われ、47で回ったMargaret ABBOTT(米国)が優勝。シカゴGCでゴルフを覚えたABOTTは、絵画を勉強するために母親と一緒にパリに滞在し、それでオリンピックに出場することになったという。
1900年パリ大会 男女メダル獲得者
男子
金メダル Charles SANDS(米国)
銀メダル Walter RUTHERFORD(イギリス)
銅メダル David ROBERTSON(イギリス)
女子
金メダル Margaret ABBOTT(米国)
銀メダル Pauline WHITTIER(米国)
銅メダル David PRATT(米国)
なお、男子の部に出場して12位タイだったAlbert LAMBERTは、セントルイスで製薬会社を経営し、口腔洗浄液「リステリン」の開発者でもあった。
2 第2回大会の団体戦はチームが集まらなかった?
1904年のセントルイス大会は世界博覧会と一緒に開催され、ゴルフ競技はAlbert LAMBERTの義父が経営するGlen Echo GCが舞台となった。9月17日の団体戦(36ホール)、19〜24日の個人戦(36ホールのストロークプレー+上位32名によるマッチプレー)が行われたが、窮地に陥ったのは団体戦。当初は1チーム10名の6チームがエントリーしていたが、現れたのは2チームのみ。急きょ、現地に集まっていた10名を集めて3チームによる団体戦を行ったという。
1904年セントルイス大会 男子メダル獲得者
金メダル Greg LYON(カナダ)
銀メダル Henri Chandler EGAN(アメリカ)
銅メダル Burt P.MCKINNIE(米国)、Francis NEWTON(米国)
3 欠場者が出たら?
男女とも60人で行われるが、7月11日の時点で各国の出場枠は決定済み。仮に欠場者が出たら、その国の時点の選手が繰り上がることになるが……。初日前日に現地にいる必要があるため、急な欠場の場合は対応できるとも考えにくく、そのまま少ない人数で行われることになるはずだ。